回向院 本堂ホール鳴龍

回向院は、開創の目的が明暦の大火による無縁仏を供養することにありました。その後もさまざまな災害による横死者を受け入れてきた回向院は、日本一の無縁寺として認識されています。
本堂はその回向院の顔であるため、庶民を受け入れて無数の無縁仏が弔われていることが伝わるような、普段は静かで厳かな正面の顔をもつ寺院であることがふさわしいと考えました。

岩手県の陸前高田市の杉で彩られた本堂前ホールの天井中央部には、仏法を護持する鳴き龍が描かれています。
龍が流す甘露の雨さながらに櫓が天井から下がっていますが、龍の下で手を叩くと、龍の鳴き声が聞こえてくる仕組みとなっています。

回向院は、開創の目的が明暦の大火による無縁仏を供養することにありました。その後もさまざまな災害による横死者を受け入れてきた回向院は、日本一の無縁寺として認識されています。本堂はその回向院の顔であるため、庶民を受け入れて無数の無縁仏が弔われていることが伝わるような、普段は静かで厳かな正面の顔をもつ寺院であることがふさわしいと考えました。

岩手県の陸前高田市の杉で彩られた本堂前ホールの天井中央部には、仏法を護持する鳴き龍が描かれています。
龍が流す甘露の雨さながらに櫓が天井から下がっていますが、龍の下で手を叩くと、龍の鳴き声が聞こえてくる仕組みとなっています。


敷地面積 : 3,888.56㎡
建築面積 : 606.62㎡
延床面積 : 1508.90㎡
設計監理 : 河原泰建築研究室
竣  工 : 2016.12

建物名称 : 回向院 本堂
施  主 : 宗教法人回向院
建設場所 : 東京都墨田区両国2-8-10
建物用途 : 寺院
構造規模 : RC造+S造 地上3階